【産学官連携NEWS】UEDA×森 コラボニュース
2019年3月から始まったUEDA×森のプロジェクト!
”森”を手掛けるヒューマンフォーラムは、spinnsやmumokuteki、GALELEなどのブランドを展開するアパレル企業です。
創業25周年に際し、原点の古着に再注目した「USEDを拡張する進化型古着屋”森”」をオープン。
それに伴い、学生作品を実際の店舗で販売したいというお話をいただき、過去3回学生の作品が店頭に並びました。
店頭に並ぶということはお客様がお金を払って購入するということです。
厳しい審査を通過しなければなりませんでした。
その商品のアドバイスや指導をいただいた「森」のスタッフ秋山様に作品を審査した基準などを伺いました!
Q1,過去3回のUEDAとの取り組みはいかがでしたか
初めての試みで試行錯誤がありましたが1つの課題に向けてアイデアを出して製作にあたるということには非常に意味があったと思います。
また、古着という元々形あるものを再構築するという発想はこれからの社会が抱えている問題への解決策の一歩だと感じました。
Q2.店頭に並ぶ商品はどのような基準で審査されましたか
一番この部分が難しい判断でしたが今回は特にコロナ禍の中、製作自体が難しかったと思います。
基準としてはあくまでお客様に満足いただけるクオリティという部分は見させていただきました。
着用が可能か?ある程度の耐久性はあるか?縫製は問題ないか?デザインの模倣はないか?という大きな部分はクリアをしているかの確認です。
プロのリメイクとは違いますがデザインのアイデア、1点ものとしての価値を尊重して審査をしました。
Q3.学生が入って良かった点をお教えください
やはり若い発想力とインスピレーションが刺激になり店頭でも良い意味でアクセントが出たことだと思います。
今はSNSやインターネットの普及で実際に手に取る機会が減ることも増えましたが触れたい、直接見たいという感情がそそる作品もあったと思います。
Q4.今後学生たちに期待すること
今回感じたのが、デザインの得意な生徒さん、パターンを引くのが上手な生徒さん、縫製が得意な生徒さん、と1つ1つを見るとどうしても差を感じた部分がありましたので3つのパート分けでチーム製作したものも見てみたいと感じました。
それぞれが得意な部分で協力し合い1つのものを完成させるとより良い作品が作れるのではないかという期待を感じました。
デザインアイデアが良くてもパターンが悪いとせっかくの洋服の形が表現出来なかったたりと。社会に出て仕事になった場合、日々改善というテーマがついてきます。そして常に誰かと一緒にまたは誰かへバトンを渡すことが増えますのでその経験にもなるかなと思いました。
卒業制作もあると思いますが今回のような販売ができる場でそのような体験をしてもらえるのも良いかと思いました。
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「森」が2020年11月中旬より、京都の下記住所へ移転し営業を行うことになりました。
UEDAだけのアトリエも京都に移動します★
<新住所>
〒604-8042
京都府京都市中京区新京極通 四条上る
中之町538-1 スーパーホテル1F
「森」HPより引用